内視鏡を挿入し、直接肉眼的に食道・胃・十二指腸を観察する検査で、
当院では経鼻内視鏡・経口内視鏡の両方に対応しています。
よくお電話で問い合わせをいただくのですが、当院では注射を用いた
麻酔や鎮静剤を用いた検査は行っていません。

経鼻内視鏡検査は最新機種である(現時点では)GIF-XP260NSを用い
て検査を行っていますが、明るさや画像解析度などで経口内視鏡に及
ばないのが現状です。このため、バリウム検査などで癌などの病変が
疑われた場合には経口内視鏡での検査をお勧めしています。

愛知県がんセンターや大学病院で内視鏡専門医・指導医として数多く
の検査を担当してきました。みなさまから「内視鏡検査は苦しいです
か？」と質問されます。「あんな管が入るんですから楽な検査とは言
えませんが、皆さんが思うよりは楽ですよ」とお答えしています。

実は、私自身も毎年かかさず内視鏡検査を受けています。現在までに
29回の（最終検査日は平成29年8月14日）内視鏡検査を受けました。
自ら内視鏡検査のつらさを知る医師として、検査を受けられる方への
苦痛や不安感をできる限り少なくする様に努力しています。

早期の癌を発見するには内視鏡検査が最も有効と考えていますので、
今後も内視鏡検査を受けようと思っています。内視鏡の検査を行う
医師の技量によって検査の苦しさがちがうという事も・・・・・
身をもって体験しています・・・




当院ではオリンパス社製電子内視鏡を採用しています。一般開業医向け
の内視鏡システムではなく、病院などが採用している内視鏡システムで
ある「EVIS LUCERA 260シリーズ」です。
今話題のNBI光を照射し微細な病変を観察することができます。

特に経口内視鏡は超高画質CCDを採用したQシリーズの内視鏡を使用し
ているので画像は非常に明るく鮮明です。

内視鏡検査後に検査時の画像を動画でお見せし、一緒に見ながら説明を
行っています。検査を受けた方には意外に好評です。

また、生検鉗子からの感染を予防するためにオリンパス社製の使い捨て
の生検鉗子を用いて1回毎に取り替えて検査を行っているので安心です。

当院の内視鏡システム
　　内 視 鏡：経口　GIF-Q240X
　　　　　 　 経鼻　GIF-XP260NS 　
　　システム：ＣＬＶ-２６０ＮＢＩ
　　光　　源：ＣＶ-２６０ＳＬ　


■内視鏡洗浄機

当院では内視鏡検査終了後に直ちに医師医師自ら内視鏡の洗浄を行
います。予備洗浄を行った後に、専用の内視鏡洗浄機で洗浄および
消毒を行っています。内視鏡洗浄機は専門業者で定期点検と整備を
毎年実施し確実に消毒が行えるように配慮しています。

実は、内視鏡の洗浄と消毒が不十分であれば、内視鏡を介して他の
患者さんの病気が感染することがあります。内視鏡検査で重要なの
は、内視鏡が最新型であることとか、細いこととかではなく、いか
に安全に安心して検査を受けられるかということだと思っています。



姫路市内の一般開業医で内視鏡洗浄機を導入している所はまだまだ少な
いのですが、安心して検査を受けていただくために、当院では2005年
から専用の内視鏡洗浄機を導入しています。

町医者ですが内視鏡検査では妥協しません。
目指すは「基幹病院と同等の検査レベルと安全性です」

内視鏡検査をご希望の方はお問い合わせください。